2021年08月16日
【結netだよりVol.2】えびの市における新型コロナウイルスワクチン接種の状況について
今回、第2弾はえびの市健康保険課 補佐 西峯由美さんにえびの市の新型コロナウイルスワクチン接種の状況やえびの市の取り組みについて話を伺いました。
■令和3年8月4日現在の接種状況について
新型コロナウイルスワクチンを1回目接種された方は9,724人(うち65歳以上6,970人)、2回目接種された方は7,348人(うち65歳以上6,254人)となり、1回目と2回目を合わせると全体で延17,072人 、えびの市総人口の45.38%が2回目の接種が終了されたことになります。そのうち65歳以上の方は延13,224人で、高齢者人口の82.22%が1回目、78.26%が2回目の接種をされたことになります。また6月、7月に行われた広域集団接種会場では198人の方が接種されました。ワクチン接種券は7月21日に対象のすべての住民に発送が終了しました。今後の予約状況を踏まえると9月末までには約8割の方が接種できる見込みです。今後も接種希望者には引き続き接種できる体制をとっていきます。
■他部門との連携について
コールセンターは最大8回線を設置していて、当初はつながりにくいなどの苦情がありましたが、現在はWEB予約が主に利用され、問題はありません。
ワクチン配送は、当初は市の職員が週に2回行っていました。職員が直接配送していたので14の医療機関と顔の見える関係が出来、お互いの状況を知り、個別に対応が出来たので、医療機関との良好な関係が築けました。冷蔵保存期間が30日間に延長になってからは週に1回、委託業者による配送を車2台で行っています。医療機関によってはワクチン接種券を失くさないよう預かって頂く対応をとっていただいています。施設入所中の高齢者には嘱託医が接種され、スムーズに進んでいます。また、ケアマネジャーには当初説明をさせていただいて、うまく対応して下さっているので、現在のところ介護保険のサービス利用者からの相談はなくスムーズに行えています。
■キャンセル対応について
キャンセルについては各医療機関で埋め合わせの調整をしていただいていますが、どうしても緊急で人を集められない時は市へ連絡が来るようになっています。市では医療機関でのキャンセルが出た場合に備えて「新型コロナワクチン接種キャンセル待ち登録」の体制をとっています。医療機関からキャンセルが出た場合に市から登録者へ電話連絡し、当日指定時間に接種医療機関へ行っていただくシステムです。現在約50人の方が登録されています。
■その他の取り組みについて
ワクチン接種を希望されている方でインターネット予約等が困難な方への入力支援を毎日行っています。また、交通手段に不便を感じる人などが利用できる現行の制度「タクシー利用料金助成事業」のタクシーチケット24枚に4枚(医療機関までの往復2回分)追加して支援しました。
■新型コロナウイルスワクチン推進室からのメッセージ
医療機関や医療従事者、地域包括支援センター、在宅介護支援センター、ケアマネジャーの協力があってワクチン接種が順調に進んでおり、感謝しています。また、自治会長や民生委員、百歳体操のサポーターといったボランティアの方々の協力もいただいて、困った方がおられたら連絡していただくようにしています。忙しい時期に皆さんにご協力いただいて感謝しています。
《前回の小林市のワクチン接種状況に続き、えびの市のワクチン接種状況について話を伺うことができました。多忙な中、インタビューに応じていただいてありがとうございました。えびの市でのワクチン接種状況や接種券発送状況、接種がスムーズに進む取り組みなどを具体的に聞くことができました。地域の多職種の方の協力があってワクチン接種が進んでいると感じました。 (日髙:取材日 令和3年8月4日)》
《ワクチン保管のディープフリーザ―の温度管理等はチェックリスト用紙が扉に張られていて情報共有されています。ワクチン接種に関する問い合わせがひっきりなしにあり、丁寧に電話対応されています。》