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お知らせ

2022年01月30日

西諸地域在宅医療介護連携講演会への多数の参加ありがとうございました。

 

令和4年1月13日(木)に開催された令和3年度西諸地域在宅医療介護連携講演会への多数の参加ありがとうございました。

当日の参加端末合計数88台でした。(参加申込者169人、申込端末台数107台)

 

《終了後のアンケート結果》

 

1.職種

医療従事者  52%
介護従事者  25%
行政職員  11%
教育機関職員   4%
その他  8%


2. 講演内容について

とても満足  84%
満足  16%
どちらともいえない      0%
不満      0%
とても不満      0%

 

3. 講演会の感想(一部を掲載しています)

 


・終末期医療の決定権が、欧米では本人の意思が優先されているのに対して、日本では3分の2が家族の意思であり、本人の意思が優先されていない現状に驚きました。だからこそ今回のテーマでもあった「人生会議」を何回も行い、終末期になる前から前もって家族と話しておくことが、もし何かあった時の対応にも繋がるのではないかと思いました。


・終末期や老衰の状態の見極めとして、患者様の様子やバイタルだけではなく、その他の数値などの基準も示してくださったことで、今後接する上で自分の中の判断材料が増えた事で、評価の幅が広がり、声掛けや接し方も変えていけると思いました。


・家族が告知を希望しない方の意思決定でとても悩んでいました。質問してよかったです。講演を聞いて、本人を交えた意思決定の会議の必要性を感じました。どのように会議をしたらよいのかわからずにいましたが、これを機に積極的に会議を行おうと思いました。


・必要栄養量、水分量に対する考え方を学ぶことができました。内容も話術も巧みで1時間以上の講演でしたがいっときも目を離すことのできないすばらしいお話しでした。機会があったらまたうかがいたいです。


・本人の意思がなかなか届かないということをあらためて思い知らされました。家族だけでなく、医療従事者も、人生会議に積極的にかかわらないといけないと感じました。


・親の「老い」を受け入れるという詩に感動し涙が出ました。もう少し早くこの詩を知っていたら優しく寄り添えたのにと後悔しました。という声もありました。是非とも実際に会ってお話を聞きたいと思いました。


・老いるということ。自分の親と重ねて考えるきっかけになった様に思います。また、終末期の利用者さんの意思決定を尊重しながら進めていけるようにしていきたいです。


・訪問歯科診療をしております。いわゆる終末期の患者様に対する口腔ケアのあり方、歯科として本日のご講演を参考に活用させていただきます。


・人生会議、尊厳死さまざまな言葉を分かりやすく学びました。家族にも講演の話を伝え、家庭でも仕事でも丁寧な対応を心がけたいと思います。


・福祉用具貸与事業者の立場として、直接的に係わる機会は少ない思いますが、医療従事者、介護従事者、利用者様たちのサポート役として再考する機会を与えていただきました。


・現場では人の死に直面する場面があり、特にDNARでは法的な効力がないため苦慮しているところです。個人的な考えにはなりますが、法整備として本人の意思で判断できる法律の確立を早急にしていただきたいなと今回の講演を聴講させていただき改めて思いました。


・人生会議の必要性が分かりました。自分の身内の最期もまさに延命死で、本人は苦しいばかりさせたと悔いが残りましたので。


・自分の親が認知機能が低下しており、日々これからの介護や看取りを考えるようになっていました。一人で抱え込まず今のうちに少しずつ親の思いや要望を聞いていきたいと思いました。医療機関に勤務した経験もあり、輸液で溺れるような最期を迎える患者さん達も以前は多く見てきました。今日の長尾先生の講義で納得がいきました。楽しく、わかりやすく、自分の人生の在り方も考える機会となりとてもよい講演会だったと思います。DNAR傷病者の救急要請は少なからずあります。全国的にどの地域の消防本部も活動に悩んでいるところです。私たちは『救命』に主眼を置いて活動をしていますが、『看取り』についても学習し理解していかなければといけないと考えました。


 

 

☆今後も西諸地域在宅医療介護連携推進協議会では皆様の希望を取り入れながら講演会を開催して参りたいと思います。

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